出口戦略を考える
ずずずです
株投資を始めて出口戦略を考えたことはありますか
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190522/01.pdf
金融庁が5月22日に公表した資料が話題になっていましたので拝見しました。
金融庁が年金について不足する想定。という見解は別途としてこれを踏まえて老後をどうするのか考えてみました。
人生100年時代と言われ、社会が大きく変動している今、現役20代30代が定年を迎える頃には定年退職70歳が普通になっているかもしれません。
それでも70歳まで働いたとしても、人生100年と仮定すると残り30年もあります。
もちろんFIRE(早期リタイア)も一般化し時代は変わっていると考えます。
年功序列や終身雇用制度は崩れ始め新時代へと突入し始めています。
積み立てNISAやイデコが推奨される今、始める人は多いですが積み重なった資金をどうするのか考えて始める人は少ないと思います。
実際に私も「つみたてNISA」を継続しインデックス投資を始めてますが将来どうするのか。どのように切り崩すのか(出口戦略)を考えて投資を始めたわけではありません。
考えてみたいと思います
子どもにいくら残すのか。自分で使い切るのかなど考えることは多くありますが今回は自分(夫婦)で使い切ることを前提で考えみたいと思います。
年齢は仲良く90歳で生涯を閉じることを想定しておきます。
基本としては誰もが同じだと思いますが年金+切り崩し資金で生活をすることになります。
資産を考える
必要なお金を考える前に条件を考えましょう
前提条件
年金:月10万(仮定)、年120万円とする
・退職時(切り崩す必要が出たとき)の資産総額
※切り崩した金融資産での複利は気にしないこととします
※金融資産運用のため、下落相場による資産減少もありえますが考慮しないこととします
副業推進もあり年金や収入が他にもあるかもしれませんが、金融資産だけで言うとこれだけ必要になるという参考表を作ってみました。
資産を使い切る前提で切り崩す金額と年数
左の薄ピンク網掛けが毎月利用(使える)金額です。
上の青色が退職した時の資産(貯金や金融資産すべて)です。
表を見るとわかりますが約30年と考えると黄色のところになります。
月10万円を使いたいと考えると
赤い網掛けのところになります。
3500万円~4000万円が必要ということですね。
なんだかよく見かける記事のような数字になってしまいました。
1月に5万円のときもあるだろうし、15万円利用するときもあるでしょうが、安定して10万円をという感じで見てもらえればと思います。
500万円あれば、毎月2万円を20年可能
1000万円あれば、毎月4万を20年可能
1500万円あれば、毎月6万円を20年可能
2000万円あれば、毎月8万円を20年可能
3000万円あれば、毎月10万円を25年可能
と大よその目安としての表となります。
それでは現在の私の状況を見ていきます。
ずずずの想定
未来はわかりませんが、厳しめに見て下記の通り。
退職金 500万(夫婦2人で)
貯金 定年60歳とし、25年毎月2万貯金とし600万
年金 毎月10万とし、年120万円(夫婦で年200万と仮定)
その他要因で変動する可能性は高いですが、こんなもんでしょうか。
貯蓄1100万円
と考えると60歳~90歳だと30年。
先ほどの表だと1000万枠になりますね。
30年だと毎月3万円ラインになります。
20年だと毎月8万円ラインですね。
年金が毎月10万円とすると13万円が収入源となります。
なんだかんだ足りませんね。
残念です。
そのために私は家庭で財布が別なのでできる限り株投資をしています。
上記「貯蓄1100万円」費用には金融資産が含まれておりません。
同じ金額くらいは金融資産で準備しておきたいものです。
そうすれば少しは明るい未来が見えるかなぁ。と思っていますが贅沢ではなく普通に生活の足しになる為の投資であるため無理せずゆっくりのんびり継続していきます。
どう切り崩すか
サラリーマンを退職してしまうと資産が増えることは余程のことがない限りは無いといえます。
今まで蓄積してきた資産を気にせずに減らすことができるのか。最初は抵抗あるかもしれませんが必要な額を引き出すしかないと思います。
なので私は、その時に金融資産(株投資)の評価額がプラスだろうがマイナスだろうが必要分の現金化をしておき、減ったら現金化をする方法をとろうと思います
例えば50万円を現金化するとしておき、20万円になったら株資産30万円分のインデックス投資分を現金化。と考えてます
マイナス評価額がプラスになってるかもしれないですしね。
残った株が上昇したり複利効果で減らずに増える可能性もあるので徐々に現金化するルールを決めていきたいところです。
最後に
安易に言えませんが3000万円あると何とか安心できるかなという金額になりました。
年金は頼れないですが、100%無くなるわけではない(もらえる金額は少なくなる)と考えているので、その分をどう補える仕組みや体制を作れるかだと思います。
考えをスリム化すると「サラリーマン人生が終わり、サラリーマン収入がなくなるときに年金に頼らない金融資産か収入源を確保できていること」が全てですね。
株投資はあくまでも1つの手段であり、誰でも出来ることからおすすめされます。
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つみたてNISAを始めてる人に若い人が多かったので将来に不安な人が増えてると実感しますね
子供のために何ができるか考えてみましょう